「CINEGEEK(映画オタク)」という、英語で書かれた本です。コミカルなイラストが満載で、ファンならニヤけてしまうようなおもしろい角度から、おもにアメリカ映画のトリビアについて語られています。
どんなトリビアが載ってるかって?たとえば…「映画が終わる前に死んでほしい我慢ならぬキャラクター」(笑) エントリーしたのは「STAR WARS」に登場する、ジャージャービンクス。KY過ぎて宇宙一ウザいキャラクターなのに、 しれっと銀河共和国の議員の座に収まっちゃう人物です。
僕の会話の先生(英国人)もヤツのことを憎むあまり、episode1~3は二度と観たくないのだとか。あの変な星人を好きでない人は、多いのでは?
そして「映画が終わる前に死んで欲しい〜」にぎりぎり指名されたのが、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラというのも爆笑。たしかに主人公のくせにハチャメチャだもんな。僕は高校生のときにこの映画を観たんですけど、南北戦争の描写よりも、スカーレットに呆れたことしか覚えてません笑。
もう一つ面白かったのが、「スゴい役を逃した俳優たち」。ウィル・スミスが「マトリックス」のNEO役のオファーを貰ってたという話があったり、ジョン・トラヴォルタのフォレスト・ガンプ役とか…一体どんな映画になったのだろう?ショーン・コネリーのガンダルフ(白ひげの魔法使い)は観たかったな。
他にも、「自由の女神像の破壊のバリエーション」や、「バットマンのコスチュームの歴史」など、隅々まで読まずにはいられないネタばかりです。
英語はちょっとくだけた表現が多いですが、意味を調べるのはおもしろいと思います。
映画に登場するロケーションや小道具なども英語で読むと、「へえ、そう言うんだ」という具合にナルホドの詰まった一冊になっています。