なぜ聞き取れない?なぜ聞き取れる?リスニングの話

ある日突然。

ご勤務先で、英語が使われているという生徒さん。鼻息荒く「レッスンで習ったフレーズが会社で聞こえてくるようになったのよッ!」とのこと。先日、レッスンで日常会話でよく登場する表現を取り上げたのです。

“I’m (note) sure that ~<きっと~だよ、(よくわからない)>” と、”Absolutely.<もちろんですとも>” このふたつの表現。 ※< >内はだいたいの意味です

いずれのフレーズも、レッスンで意味を理解し、何度も音読しました。きっと、そのプロセスの中で、フレーズが「単なる知識」としてではなく、ほんとうの意味で自分のものになったのでしょう。

知っていれば、聞こえてくる。知らなければ、聞こえてこない。あたりまえのようなことですが、そういうことなのです。

この「知っている」ということが落とし穴で、文字と意味だけを知っていても、聞き取ることは難しいです。「どういう発音で」、「どういう場面で」フレーズや単語が使われるのかという情報を持ち合わせて、初めて聞き取ることができるのです。

「学校であんなに勉強したのに、どうして聞き取れないんだよおおお!」という人は少なくないように思います。他ならぬ僕がそうでした。本当は、知っているつもりになっていただけだったのですね。

「音声を聴き、文章ごと繰り返し音読する」、原始的にみえる方法ですが、これをやると聞こえてくるようになるんですよ。


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