オススメの映画「ネバーエンディング・ストーリー」

ファルコンだ。喋りは親切なおじさん風。

映画「ネバーエンディング・ストーリー」をご存知ですか?僕は小学生の頃に夢中になりました。先日なんとなしにNetflixで見てみると、これがとてもいい映画なんです。どんなところが良いかというと…

▼冒険ものとして純粋におもしろい

「ファンタージェン」という架空の世界のお話です。妖精やらゴブリンやら、いろんな種族が住んでいるこの世界を、「虚無」が破壊していきます。その世界を救うべく、勇者アトレイユが旅に出ます。冒険の中で、数々の困難を乗り越えていきます。

久しぶりに観て、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といったRPGをプレイしているようなワクワクした気持ちになりました。話の展開や音楽がまるでゲーム。むしろこれらのRPGのほうが「ネバーエンディング・ストーリー」を参考にしたんじゃないかと思うくらい。

▼英語がやさしい

ストーリーがわかりやすい上に、使われている英語はシンプルです。中学英語くらいの知識があれば、大体の内容は理解できると思います。ネイティブスピーカーが話すようなスラングは出てこないので、英語オンリーでチャレンジするにはぴったりの映画。もし聴き取りに慣れていなければ、英語字幕をつければ理解の助けになると思います。

▼キャラクターが魅力的

人とワンちゃんを足して2で割ったような顔の龍、「ファルコン」を知らない人はいないでしょう(いるかもしれない)。何万年も生きているやる気のない亀「モーラ」、岩をむさぼる岩石怪人の「ロックバイター」など、変なのがいっぱい出てきます。しかもそいつらがユーモアに溢れているから、愛着が湧きます。何が何でも「ファンタージェン」が助かって欲しいと願ってしまいます。

ロックバイター。岩を食べるが、田舎のいいお兄ちゃん風。

映画だけで英語学習をするのは、実はハードルが高いです。なぜかと言うと、映画によっては専門的な用語が多かったり、人物が訛っていたり、慣用表現が多かったりするからです。

そういう意味で、「ネバーエンディング・ストーリー」は、英語を勉強したい人にはとても優しい作品です。もうすでにご存知な方も多いかもしれませんが、あっと驚くカラクリが仕組まれていて、観終わったら爽やかな気持ちになれます。