考えるな、見ろ 「マトリックス・リローデッド」

1999年に公開された「マトリックス」。奇抜な視覚効果と、「この世はヴァーチャルリアリティー」というぶっとんだ設定が話題になった。その続編が「マトリックス・リローデッド」だ。

ただでさえ難解な世界観なのに、ストーリーは更にわけがわからなくなった。でも僕はこの「リローデッド」を3回観に行った。なぜか?通称「100人スミス」のシーンを観るためだ。

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「ジュラシック・パーク」が今観てもおもしろいのは

みんな、ほんとうによく叫ぶ

僕たちは、今や映画のリアルな表現に慣れきってしまっている。2020年のいま、T-レックスやラプトルを見ても、とくに「すげえ!」とは思わない。「アバター」や「アヴェンジャーズ」を知ってしまった世界にいるからね。

でも、いま「ジュラシック・パーク」を観ると、すごくおもしろい。Netflixで昔の映画がみられるのだ(やれやれ、1993年が昔などと呼べる世界が来てしまった)。なんでおもしろいんだろう?すこし考えてみた。

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怪しげなおっさんについていって選ぶのは。「マトリックス」

怪しげなおっさん、モーフィアス。みんな、知らないおじさんから貰ったクスリには気をつけるんだ

久々に「マトリックス」を観た。公開されたのが1999年だから、21年前(嘘でしょ)。当時僕は大学1年生だった。1度観ただけでは話が理解できず、2回観に行ったのだった。

この映画の面白いポイントはいくつかあるのだけど、「僕らが思っている現実は、現実じゃなかった」という筋書き上のカラクリも、魅力のひとつだ。

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いじめっ子をやっちまいな! 映画「ベスト・キッド」(2010年)

映画「ベスト・キッド」のリメイクを観た。いじめられっ子が拳法を修行し、いじめっ子に正々堂々と勝負を挑むお話だ。

僕は1984年版のオリジナルがもともと好きで、子供の頃にTVで何度も観た。日系の怪しげなおじさん「ミヤギさん」が、少年に空手を教えていた。リメイク版の舞台は中国で、師匠はジャッキー・チェン。教えるのはカンフー。

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