やりたいこと①

みんとくん(猫)とふたりきりの年末年始を過ごしている。敢えて「遊ぼう」と決めなければ自分は遊べないんだなあ、とおかしなことをぼんやり考えていた。それで、やろうと「決めて」ゲームをしたり、Netflixで自分が関心のありそうだったものを観たりしている。

ずっと、だらだらなんとなく過ごすことに罪悪感を感じてきた。それは言い換えると、自分はちゃんとやってないんじゃないか、という脅迫感のようなもの。とは言っても、そんなに激しいものでもない。あくまで「なんとなく」だ。この感覚は何なんだろう?深く掘るのはまたの機会にしようと思う。今日書こうと思い立ったのは、今やりたいなと思っていること。

Netflixのアニメーションをぼんやり観ていて、「おおっ!」と思わず一時停止した。「ラブ、デス&ロボット」という、オムニバス形式の短編集だ。宇宙飛行士がどこかの惑星で遭難する話。主人公がさまよう荒野の背景に、こころが動いた(ように感じた)。真っ黄色の岩場と雲と空が、しっかりとした黒い線で描写されている。

ここ数年、思い立ったときに謎めいた景色(といえるものかどうかも謎だが)を描いている。プランも何もなく、ただ思いつくままに無印良品の表紙やページに、細いサインペンでカリカリと描いていく。Netflixのアニメの景色を観て、「ああ、また描こう」という気持ちになったのだ。

これ、結構「手応え」のある活動でね。誰からの拍手がなくても、「やってみたら?」と勧められなくても、やっていて充実感のようなものがある。ここはやりたいことを語るときに重要なポイントだ。

大体は「上手く描けねえな」なんて悩みながら描くことになるのだけど、そんなでも紙いっぱいに広がった絵を眺めると、気分がいい。たまに、好きな線や物体が出てきたらラッキーだ。

線、景色。このあたりに僕の情熱ポイントがあるのかもしれない。人に用意された文脈なしにそう感じるんだから、これはやった方がいいと直感が言っている。

次回は、「やりたいこと その2」について書こう。ラジオ番組をつくろうと思い立った話。

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