何に引き寄せられたか

ゲーム会社を退職、コロナ禍、在宅、オンライン…っていう流れの中で、喋りまくる日々を送ってきたからなのかな。特に得意でもなんでもなかったんだけど(今も得意とは思わない)、やるしかないからやってきた。ㅤ

慣れというのは不思議なもんで、やっているうちに「自分にはおもしろいことができる」と思えるようになってきたんだよ。人前で喋るのなんて、かつてはノーサンキューだったんだけどね。声が小さくて聞こえないと言われたりとか。自己紹介がこの世でもっとも嫌、とか。自分の声なんて聞けたもんではないと思っていた。ㅤ

だけど、この3年くらい、子どもたちにアートや英語を教える、大人に英語を教える、国際交流のクラスやらを作る…短期間のうちに、ぎゅっと結構な量をやってきたからなあ。なにかには結実したということなんだろう。ㅤ

幸か不幸か、これまで僕は何かになることを目指して生きてこなかったので、はっきり言って何者にもなっていないと思う。「何やってる人なんですか?」と問われると、「いろんなことをやっている(やってきた)人です」という、ぱっとしない答えを返すしかない。

とくにそれを卑屈にも思っていないんだけど、まあよくこんなにもフラフラと成り行きで生きこれたもんだなあ、と我ながら思ってしまう。ㅤ

しかしそんなぼんやりした生き方でも、気がつくと「自分はずっと喋っていく人間なんだ」って信じている。誰に言われたわけでもない。自分からやりたいって思っている。あるいは勘違いかもしれない。でもそれってとても貴重なことだ。とにかく続けよう。

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