いつか戻るところ

2000年の3月に、はじめて自分だけで海外に行った。19歳にしては、険しい顔だ。場所は中国。あとでお友達と合流したんだけど、一人で入国し、ときどき別行動もしたんだった。

実は旅行にはそんなに興味がなかったんだけど、当時のガールフレンドが春休みに一ヶ月くらいヨーロッパに行くというので、「じゃあ俺は中国に行っとくか」ってことになって。H.I.S.についていってもらって、上海行きのチケットを押さえたのだった。そういえば、彼女からお守りをもらったな。

中国に着いて、初めはいろいろ訳がわからなかったな。バスでは運転手に怒鳴られるし。切符買おうとしてもなんかおばちゃん怒ってるし。ホテルのレストランでメシを頼んだら、大量に出されて食べきれないし。トイレは…笑

でもいろんなところを訪れているうちに慣れてきて、「知らない街っておもろいな」と感じ始めたのだと思う。とりわけ、整った街並みではなく、カオスな市場とか、ボロい高層住宅とか、そういったところに不思議と安らぎのようなものを感じたふうに記憶している。

そうそう。僕はこういう場所を訪れたいんだよ。オンラインプログラム「Jump in 週末留学」で持ち寄った21年前の写真を見て、海外の何が自分にとってよかったのか、ちょっと思い出した。

ちなみに、このときの船に同乗してた日本人の大学生にウイスキーを飲まされ、窓から大河に向かって盛大に吐いたんだった。俺、未成年だったのか。いけないね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA