何もやらないよりはいい

僕はスケジュール管理に「ほぼ日手帳」を使っている。ほぼ日手帳の特別なところって、紙が丈夫だったり、毎ページおもしろいコラムがついているところ。他には・・あるのかな?「MOTHER」というゲームをつくった糸井重里さんの「ほぼ日」という会社が販売している手帳だから、そのデザインがあしらわれたものに魅力を感じたのが使い始めたきっかけだった。

・・と、今回はそんなことを言いたいのではなくて。僕は、そのほぼ日手帳に「その日やったこと」を記録している。手帳の最初に見開きで4ヶ月ぶんスケジュールが書き込めるところがあってね、そこにやったことに対応したアルファベットを記入する。「E (英語のトレーニング)」、「D(お絵かき)」、「W(ウォーキング)」、「B(読書)」「P(ピアノの稽古)」といった具合。

それらの「やりたいこと」は「やれるといいこと」であって、同時に面倒なことだ。面倒だから、油断すると忘れたり、「またいつか」と先延ばしにしたりしてしまう。

こうやって記録をしていると、やったかどうかが明らかだ。だから、手帳を開くたびに「おお、最近続けられてるじゃないの」と喜べたり、「げえ、じぇんじぇん出来てねえよお。そろそろやるか」と焦ったりできる。

実のところ、仕事やらの用事は日常的にあるわけだから、なかなか思い通りに全部をやるのは難しい。だから僕は、やりたいことを細切れにしてちょっとずつ手を付ける。

たとえ10分でも英語のラジオを聴いたとき、またしょうもないラクガキであっても絵を描いたとき、記入する。そういった小さなことをたとえば月に20日やったとして、1ヶ月ほとんどやらなかった場合と比較すれば、差は歴然だろう。1年だと言わずもがなだ。英語のリスニングだったら、1年で40時間を確保できることになる。イラストだったら240個。描かないよりはうまくなるだろう。

ぎゅっと短期集中でやることなんて、もう僕にはあまり意味がない。決まったタイミングに終わる種類のものではないから。「何もやらないよりはいい」の積み重ねでこそ、たどり着けるところがあると信じている。

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