わけがわかってなくても、いつか

とあるところで、小学生たちと英語をやっている。「やっている」と表現するのは、「教えている」と言えるほど高級なことでもないから。スタジオ・ジブリやディズニーの映画の脚本を、一緒に英語で音読している。

一昨年の夏頃、とある人に「のぶをさん、英語のレッスンやってるんでしょ?子どもたちに英語でなんかやってよ」と頼まれた。小学生に文法のレッスンなんかをやってもつまらないし、苦肉の策のつもりで思いついたのが、これだ。

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イタリア風 ドラエモンヌ どら焼きを添えて

イタリア人の14歳。かわいらしい女の子。堂々と英語を喋る。

先日から参加している、オンラインの「週末留学」。この間はイタリアから、食文化を紹介してもらうクラスを受けた。

「イタリアでは、コーヒーといえば、エスプレッソよッ!」「パスタは色んな種類のものがあるんだわよ!」「いろんなチーズがあるけど、ぜんぶ国産よ!(国産以外あえりえないわッ!)」…という具合に、少女が熱意たっぷりに写真付きで教えてくれた。

このクラス、僕は食文化だけでなく、訛りに興味を持ちながら聞いていた。彼女の母語はもちろんイタリア語なので、話す英語はところどころイタリア語風なんだね。

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オシャレな「アスリートの足」

athlete’s foot (アスリートの足)という単語があります。なんという逞しい響きなのでしょう。しかし「アスリートのようにムキムキな足」という意味ではありません。

実はこれ、「水虫」です。足に細菌が寄生するというアレ。この単語の成り立ちを察するに、「ムレムレになりがちなスポーツマンの足」を形容したのでしょう。(スポーツマンでなくても、水虫になると思うんだけどなあ)

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船は彼女、彼女は船

出航時の、タイタニック号の船長と船員。皮肉にも、のちにbottom of seaにtakeすることになる。

久しぶりに「タイタニック」を観たのです。1997年の作品で、初めて観たのは高校生のときでした。野郎4人組で劇場に行き、周りはカップルばかりで気まずかったのを覚えています。

さて、この豪華客船「タイタニック号」の出航時に、船長のおじさんがこんなふうに言っていました。

Take her to sea, Mr. Murdoch.  (字幕 : いよいよ外洋だ)

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