
先日から参加している、オンラインの「週末留学」。この間はイタリアから、食文化を紹介してもらうクラスを受けた。
「イタリアでは、コーヒーといえば、エスプレッソよッ!」「パスタは色んな種類のものがあるんだわよ!」「いろんなチーズがあるけど、ぜんぶ国産よ!(国産以外あえりえないわッ!)」…という具合に、少女が熱意たっぷりに写真付きで教えてくれた。
このクラス、僕は食文化だけでなく、訛りに興味を持ちながら聞いていた。彼女の母語はもちろんイタリア語なので、話す英語はところどころイタリア語風なんだね。
僕はイタリア語がまったくわからない。なので、彼女の英語のクセから、イタリア語がどういう発音をする言語なのかを想像するのが楽しかった。
英語だと通常、単語の末尾にあるk,c,tはすごく弱くなるんだけど、イタリア語だと声を入れて発音するみたいだ(実際どうなんだろう?)。
たとえば”ticket(切符)”なら、英語だと「ティケ」くらいにしか聞こえないが、彼女が言うと「ティケット」という具合に「ト」までしっかり言う。日本語を母語とする人が読んでも、同じようになるやんね。おもしろい。
なにかの拍子に、話題がスイーツになったのだ。こちらのイタリア人の少女は、日本のスイーツとして「どら焼き」をご存知だった。受講者の間で「なぜどら焼き?」という話になり、彼女は「あの、日本の有名なアニメよ。ドラエモンヌ」と答えた。
「ドラエモンヌ」?なるほど、”doraemon”の最後の”n”をしっかり言うんだ。しかし、「ドラエモンヌ」だなんて、どこか上品だね。
「パーマンヌ」「ムーミンヌ」もいるんだろうか。まさか、「笑ゥせぇるすまんぬ」なんていないだろうな。