年末年始に実行に移した「スターウォーズマラソン」。1日に1本のペースでせっせと鑑賞し、スピンオフを含めた10本のうち、8本までを見終わった。映画の内容は分かっているので、今回は字幕を見ないで英語を聴いていた。そこで気づいたことを書いてみる。
▼ハン・ソロの喋る英語は聴き取りにくい
-ダラダラ喋るキャラなので難易度高し(特にエピソード4)。このように軽いノリの人が何を言っているか分からないということがよく起こる(困る)。だがネイティブが普通に喋るとこんな感じなんだろう。
▼一方で、シス(悪者)の喋る英語は聴き取りやすい
-邪悪な人達の喋りは、得てしてゆっくりである(とりわけベイダー卿が最もゆっくりしゃべってくれる)。また、彼らは「支配」とか「復讐」など、単語をやたらと強調したがるので、結果としてリスナーに優しい。たしかに、早口なシスとか嫌やんね。
▼…とは言え、カイロ・レンのボイスチェンジャー※を通した喋りはわからない
-ベイダーよりも遥かにもごもごした音声に加工されている。こういうのが聴き取れるようになったらホンモノなんだろうな。(※ベイダー卿は過去の負傷により呼吸器に問題があるからやむを得ないが、カイロ・レンはええかこしいで声を変えている。まことに幼稚だ。)
▼ジャバ・ザ・ハットが何を言っているのかわからない
-…と思ったら、英語じゃなかった。
▼パルパティーンやアミダラ女王の政治的なトークが意外と聴き取れた
-Voice of Americaのラジオを毎日聴いていた習慣の賜物。あと軍事用語が意外と出てくるが、これもニュースに頻出するので抵抗がなかった。
▼脇役の星人が訛っている
-辺境の惑星や酒場にいるエイリアン種族が喋る英語の謎めいた訛りが面白い。スペイン語とか中東の言語をネイティブとする人の喋る英語っぽい。(偏見だろうが!などと誰も怒らなかったのだろうか)
▼観るときの自分の体調によって聴けたり聴けなかったりする
-はっきり言って困る。
▼ヨーダの喋る倒置英語になぜか違和感がない
ヨーダは変な語順で喋ることで有名だが、倒置後の語順が日本語のそれに近いせいか、意味がすっと入ってくる。
▼「ローグ・ワン」はグローバル(※地球でいうところの)
-重要人物の俳優さんが中国系だったりするので、いろんな訛りのある英語が聴ける。(ほとんどのシリーズに登場する3POはイギリス英語らしい。)
▼SWは概ね上品だ
何と言っても、Fワードが出てこない点で、SWは比較的まともな英語に触れることができるいい素材だ。