僕が真剣に英語を始めたわけ

僕が英語の勉強を真剣に始めたきっかけがあります。

何年か前のことです。ゲーム会社に勤めていたとき、仲良くしていた台湾出身の同僚がいました。その同僚をしょっちゅう通勤電車で見かけていたんですが、いつもスマホで何かを観ている風でした。

あるとき「いつも何観てんの?」と尋ねました。「TEDだよ」とのこと。TEDとは”Technology Entertainment Design”の略称で、世界的に有名な講演会です。いろんな人が、おもしろい話題をおもに英語で講演します。

そのTEDを、同僚は英語そのまんまで聴いていたのです。刺激を受けた僕は、試しにTEDのひとつを、YouTubeで観てみました。これがまったく聴き取れない。半泣きになりました。

そりゃそうやで、ネイティブの話す英語に触れたことなんて、ほとんどなかったんだから。契約書作成やら海外支社との連絡で英語を使っていたとはいえ、それは読み書きだけの話。

英語は得意なつもりでいたけれど、聴き取りや会話はてんでダメだということを、そのときに思い知ったのでした。

そしてもう一つ自分を強く揺さぶったのは、その同僚が中国語と日本語を使って仕事をしながら、英語にも触れていたということです。日本語しか使っていない自分がマジで小さく思えたのでした。

それが別に悪いわけではなく、普通のことなのは分かっていました。でも僕にはきっと引っかかる何かがあったのでしょう。英語は「できるようになりたかったけど、放置していたこと」だったのかもしれません。

そのすぐあと、「苦手なリスニングをなんとかしたい」と周りに言いまくって出会ったのが、僕の師匠です。トレーニングの方法や英語学習にまつわる様々なことを教えてもらいました。彼女に教わったトレーニングを始め、じわじわ効果があらわれました。

英語の伸びを確かめたくて、2ヶ月に1回のペースでTOEICを受験しました。英語のプレゼンテーションをする集まりに顔を出したりもしました。そのうち、聴いたり話したりできるものの幅がぐっと広がり、英国人の親しいお友達もできました。

きっかけは「同僚がTEDを観ていた」なんていう些細なものだったけれど、そこから世界が広がったといっても過言ではありません。「スゲエなあ」だけで終わらず、ちょっと頑張ってみて良かったって思います。自画自賛みたいですが笑

僕のレッスンの生徒さんが「英語に取り組みたい」と思った動機やきっかけは、さまざまです。みなさん一歩踏み出して学習を始め、生き生きとされています。

もし、「○○をいつかやりたくて、やる機会をうかがっているんだよな〜」と思っている人がいたら、思っているときがチャンスだと思いますよ!英語でもなんでも。

↓TEDのおもしろいトーク「あなたは人間ですか?」(こちらは日本語解説付き)
https://www.english-video.net/v/ja/2049