インデペンデンス・デイ

先日チラッと「英語レッスンの教材を、映画からもつくっているよ」と書いた。資料として使った映画は数十個と、結構な数になってきた。資料を作っていて、作品の中の英語のみならず、作品そのものについても見えてくるものがある。

今回使ったのは、「インデペンデンス・デイ」。1996年(25年前!)の映画だ。凶悪な宇宙人と、地球側(おもにアメリカ)との闘いが描かれている。この映画の目玉は、なんといっても桁違いに巨大なUFO。円盤の直径が24kmもあり、これがいきなり各国の主要都市の上空にやってくる。そして…大変なことに笑

高校生だった公開当時、劇場でこの映画を観て、とても興奮した。VHSのソフトを手に入れて、何十回も観たものだ。しかし久しぶりに観たら、「やっすい描写やな!」と突っ込むところがいっぱいあった。

人がばたばた死んでるのに勇壮な音楽が流れ、みんな拍手してたりとか。地球産のコンピュータウィルスで簡単に敵の宇宙船が麻痺したりとか。でもまあ、これはこれで「ありえねえよ!」と手を叩いて笑いながら観るのも、楽しみ方のひとつだ。

90年代は、「アメリカいちばん!」みたいな映画が多かった気がする。この映画も例外ではない。隕石に宇宙人、世界の終わりはなんでもアメリカが解決。アメリカ映画だから、そりゃそうか。(日本映画のシン・ゴジラでは日本人が倒してたし。)

しかし2000年代に入ると、そういうのはあまり出てこなくなった気がする。代わりに、登場人物が多国籍だったり、ほかの国と協力したりするようなのがスタンダードになってきた。こんなふうに、時代ごとにどんな映画が流行ったのかみてみるのも、おもしろいかもしれない。

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