久しぶりに開く映画セリフ集「マトリックス」

大学生の時に買った(約20年前だ)、映画のセリフ集だ。今やDVDやNetflixで自在に字幕の切り替えが出来るけど、昔はそうじゃなかった。家の機械で観るVHSじゃ日本語字幕しか出なかったので、キャラクターが何を喋っているのか分かりたくて、このような本を買っていたのだ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とかね。

十何年かぶりに改めて開いてみると、これはこれで凄く有用なことに感心した。難しい単語の説明や日本語訳が、見開きに全部盛り込まれている。それに、紙に書かれてあるので、ぱっと見て沢山の情報に一度にアクセスでき、おかげで前後関係がよく分かる。紙っていいね。

こんな面白い本があるんならば、学校やらでお芝居みたいなのをやればいいのに。「ネオ、運命を信じるか」「エージェントには敵わない」とか、教室でやんの(笑っちまいそうだけど)。取り上げる映画は別にマトリックスでなくてもいいけど、こういうのをやれば嫌でも英語を覚えるよ。

だが、そもそもお芝居をするというのがハードルが高いんだろうな。高校の時に、ESSクラブがお芝居みたいなことをやっていた。参加しとけばよかった(とはいえ当時は極度の恥ずかしがり屋だったので、本音を言うとチャレンジする気すらなかった)。

母校の外国語大学では学習の一環として、専攻している言語でお芝居をやるというのがあった。これは有志で参加する活動だったんだが、僕は4年間ずっとやっていた(今やほとんど忘れた中国語ですが)。今振り返ると、そこそこ良い効果はあったんじゃないかなと思う。場面で使う生の言葉を、全身を使って覚えるわけだし、脚本を読むから文化の背景も学べるやんね。

そんなわけで(一体どんなわけだ)、今になって「ひとりマトリックス」をぼそぼそとやっているのです。

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